変数とは 〜PHP入門 基礎編〜



変数とは

変数とは、値を入れたり出したりできる、器(メモリ)です。
値を保持しておいて後から計算に使ったり、取り出して表示したりといった使い方をします。
定数とは違って一度定義しても再定義すれば値が変更されます。

計算結果やユーザIDなど、ケースによって変わる値を利用するために使います。
変数という名前通り、スクリプトによって値が変わるのが変数であるという風に覚えておけば良いでしょう。。

変数は、「代入演算子」によって値を変数に格納します。PHPでは変数の行頭に「$」を設けて、それが変数であることを示します。

$変数名 = 変数に代入する値

変数の型として、論理値や整数などの 「スカラー型変数」や、配列やオブジェクトを扱う 「複合型変数」、リソースやヌルコードを扱う 「特殊な型」に大別されています。
PHPでは特に変数のデータ型を宣言して使う必要がありません。
こうした「曖昧さ」、「いい加減さ」がより敷居を低くしてくれています。

整数 integer
$pod = 100;
整数とは、浮動小数点以下の値を持たない、あるいは切り捨てられる値を持つ変数です。PHPで扱える整数の範囲は、-2,147,483,645 〜 2,147,483,645 になっており、小数点や指標を含まないものを整数と呼びます。

浮動小数点数 float
$pod = 3.141592
浮動少数点数は小数点以下の数値を持った型です。PHPでは、14桁の数値を扱えるため科学技術計算などにも利用されます。

文字列 string
$pod = "PHP入門 基礎編";
その名の通り、文字列(テキスト)を値とした変数です。
英字や漢字、カナなどを扱うことができる非常に応用範囲の広い変数となっています。代入できる文字列の長さに制限はありません。
文字列を代入する場合には、シングルコーティション「 ' 」かダブルコーティション「 " 」で囲みます。

論理値 boolean
$pod = true;
論理値は簡単に述べると、その変数に代入される値が「true」あるいは「false」のどちらかを扱う「真偽の値」を持つ変数です。


変数命名の規則
PHPで利用できる命名の文字
a 〜 z
A 〜 Z
0 〜 9 (先頭には利用できない)
0x7F 〜 0xFF までのコードを持つ文字
_ (アンダーバー)

PHPでは変数の頭にドル記号「 $ 」を付けます。厳密な変数の型変換は行われませんので、それが文字列データであっても、数値データであっても、基本的な変数の書き方は同じです。
また大文字と小文字を区別しませんし、複数人でPHPプログラムを構築する場合は命名にルールを作っておく必要があります。

エスケープシーケンス
$str = "\"こんにちは、{$name}\"";
文字列中の「"」など特殊な文字をあらわすための「\」をエスケープシーケンスと呼びます。

ヒアドキュメントとは

NULL(ヌル)について

参照(リファレンス) =& について